エアロフォンの使い方 移調(トランスポーズ)

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こんにちは、しゅうこです。

エアロフォンって、どんな機能があるの?

エアロフォンには様々な機能が搭載されていますが、すべてを把握して使いこなすのは大変です。

最新のスマホを持っているものの、電話とLINEと写真、インターネットくらいしか使っていない、、そんな状況と似ています。

しかし、使うと便利な機能が沢山あります。

今回は、移調(トランスポーズ)機能について、ソング&ガイドブックをベースに、画像付きで分かりやすく説明します。

トランスポーズ機能を使うと、様々なキーの譜面でもエアロフォン側で合わせることができますよ。

ぜひ最後まで読んでみてください。

この記事は、AE-20の取扱説明書、ソング&ガイドブック、パラメーターガイド、ローランドサポートを参考にしています

ソング&ガイドブックをもっと使いやすくする方法はこちら

目次

エアロフォンを購入したら、内蔵されている音色(プリセット・シーン)を色々試すことから始まると思います。

シンセ、サックス、フルート、トランペット、そして弦楽器のバイオリン、民族楽器の尺八や二胡(にこ)。

その次は鍵盤楽器のオルガンやピアノ、そしてギター、打楽器のドラムまで、AE-20には260種類以上のプリセット・シーンがあります。

エアロフォンは、本体のつまみとSCENEボタン(△▽)で、直感的にシーン変更ができます。

取扱説明書9ページ、ソング&ガイドブック9ページを参考にしてください。

シーン・リストは、ローランドサポートの取扱説明書のページ、「Aerophone AE-20」からダウンロードできますよ。

そして、様々な音色(シーン)を試したら、次は移調(トランスポーズ)機能を使ってみたくなりますよね。

移調楽器とは

サックスやトランペット、ホルンなど、「ド」の音を出したときに、ピアノの「ド」とは異なる音が出る楽器を移調楽器といいます(移調楽器について分かりやすく説明してあるサイトはこちら)。

具体的には、ピアノやフルートで「ド(=C)」を演奏すると、アルトサックスは「ミ♭(=E♭)」、トランペットは「シ♭(=B♭)」、ホルンは「ファ(=F)」など、異なる音がでます。

挙げたのはほんの一例で、移調楽器は他にも数多くあります。

そのため、演奏しやすさなどを考慮し、その楽器に合わせた譜面をそれぞれ用意する必要があります。

エアロフォンのトランスポーズ機能を使用して、E♭設定のアルトサックスをCやB♭に変更すると、フルートやトランペットの楽譜をそのままアルトサックスの音色で演奏することができます。

また、原曲では♯や♭が多い曲も、移調すると♯や♭が少なくなり、初心者が演奏しやすくなる効果もあります。

移調(トランスポーズ)の方法(ソング&ガイドブック19ページ)

はじめに「移調設定切替」について説明します。

電源を入れてMENUボタン +ボタンを1回押すと、「移調設定切替」画面があり、「システム」と「シーン」の切り替えができます。

(MENUボタン +-ボタンで「シーン」「システム」を選ぶ MENUボタンで確定)

「シーン」に設定すると、エアロフォン内でもともと設定されている、音色(シーン)毎の調設定に切り替わります。

画像左では、私のエアロフォンが「アルトサックス1」に設定されているため、右上に+3(E♭)と表示されています。

本体のつまみとSceneボタン(△▽)でシーンを変えると、それぞれ設定されている調に切り替わります。

「システム」に設定すると、すべての音色(シーン)に同じ調が反映されます。

画像右では0(C)と表示されており、すべてのシーンが「0(C)」になります。

トランスポーズは、電源 MENUボタン +ボタンを3回押した、「移調(システム)」画面で変更できます。

例えば、+2(D)に変更するとすべてのシーンが「+2(D)」で演奏できるようになります。

(MENUボタン +-ボタンで調を選ぶ MENUボタンで確定)

補足1

「移調設定切替」が「シーン」の場合、「移調(システム)」画面でトランスポーズは可能ですが、音色(シーン)を切り替えると、設定は保持されず、シーン毎の調設定に戻ります。

補足2

MENUボタン +ボタンを2回押すと「VOLUMEつまみ設定」があります。

これを「移調(システム)」にすると、VOLUMEつまみでトランスポーズができるようになりますが、これも「移調設定切替」が「シーン」の場合は、設定は保持されません。

具体例

例えば、ソング&ガイドブック34ページ、G線上のアリアを演奏する際の設定の手順です。

シーン名はバイオリン・ビブラート1、移調(システム)は+1(C♯)です。

  • シーン:P07-01 バイオリン・ビブラート1に変更(シーン変更は最後でもOK)
  • 移調設定切替:「システム」に設定
  • 移調(システム):+1(C♯)に変更(バイオリン・ビブラート1のもともとの調設定は0です)

今回はエアロフォンのトランスポーズ機能について説明しました。

「移調設定切替」画面の、「システム」と「シーン」の違いが分かると、トランスポーズが急に簡単になりますよね!

ぜひ試してみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

以上、しゅうこでした。

ちなみに、、

アルトサックスはシーン設定の+3(E♭)で吹きたいけど、バイオリン・ビブラート1はトランスポーズして+1(C♯)で吹きたい。

だけど毎回変更するのは面倒。

そんな時は、ユーザー・シーン登録が便利です。

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