こんにちは、しゅうこです。
エアロフォンの音が、急に変になって困る
みなさんはアルトサックス1の音色で練習しているときに、急に変な音に変わってびっくりしたことはありませんか?
どんな音かというと、「プン
という感じで、上から下に落ちるような音です。もしくは、急にビブラートがかかることも。
さっきまで普通に演奏出来ていたのに、どうして?
人前で演奏するときにこの症状が出たらどうしよう、、
と焦り、不安になりますよね。
不具合と思って電源を再起動している方、多いのではないでしょうか。
実はその症状、故障ではありません!
今回は、その原因となるS1/S2ボタンについて紹介します。
S1/S2ボタンが原因
音が急に変になってしまうシチュエーションに共通点はないでしょうか。
例えば演奏中に楽譜をめくった後など、一時的にエアロフォンから両手を離して、エアロフォン本体が空中でブランブランとして体に当たった時。
もしくは、いったんストラップから外して椅子の上に置いた後などです。
音が変になる原因は、オクターブキーの左上側にあるS1/S2ボタンです。
体などにエアロフォン本体が接触してS1/S2ボタンが押されると、「プン
という音に変わったり、ビブラートがかかるようになります。私は原因が分からず、半年以上この問題で苦しみました。
発表会のアンサンブルのリハーサル中に音が出なくなったりして、本番中もひやひやしながら演奏した経験があります。
困っている方に、一刻でも早くS1/S2ボタンについて知ってもらいたいです。
S1/S2ボタンの確認方法
S1/S2ボタンは、オクターブキーの左上側にあります。
ボタンが押されていないときは、画面の調設定(アルトサックス1の場合は+3E♭)の左側は空欄です。
S1/S2ボタンを押すと、①もしくは②、両方押すと①②と表示されます。
音が変!となったら、まずはS1/S2ボタンが押されていないかを確認しましょう。
S1/S2ボタンの機能
何のために付いているのか最初はさっぱりわからず、知らずに押してしまうと「音が変!」となって困るS1/S2ボタンですが、実は様々な機能を割り当てる(アサインする)ことができる、すごいボタンなのです。
私はまだ日々の練習で精いっぱいで、音をカスタマイズするところまで研究できていないのですが、例えば
- コーラスやリバーブなどのエフェクトの設定
- 音色(シーン)の切り替え:ひとつ前や次のシーンへの切り替え
- オクターブ上/下の音程やハーモニーを加える
などなど、S1/S2ボタンに自分で様々な機能を設定することで、表現の幅を広げることができます。
コーラスとかリバーブなどのエフェクトの付与がエアロフォン内でできてしまうなんて、どれだけすごいんでしょうか、エアロフォン。。
初心者目線で、Aerophone Pro EditorのEDITOR画面をいろいろ操作してみたのですが、私にはまだ難しかったです
S1/S2ボタンの初期設定
S1/S2ボタンには、音色(シーン)毎にあらかじめ様々な機能が設定されています。
例えばP05-04 アルトサックス1の場合、S1ボタンにはVib(ビブラート)、S2ボタンにはfall(フォール)という演奏効果が設定されています。
S2ボタンのfall(フォール)がまさしく「プン
という音の正体です。fallと分かって演奏してみると、それはそれで面白いのですが、知らなければ驚きますよね。
まとめ
急に音が変になってしまう原因は、故障ではなく、S1/S2ボタンが押されてしまうことでした。
特にアルトサックス1で練習していると、急に「プン
(fallという演奏効果)となって驚く方が多いのではないでしょうか。急に音が変わってしまったら、まずはS1/S2ボタンが押されていないか確認しましょう。
実はS1/S2ボタンが、様々な高度な機能を設定できるボタンだとは当初は思ってもいませんでした、、、
でも、色々な難しい機能を設定しなくても、そのままの状態で十二分に楽しめるのがエアロフォンです。
音色(シーン)を変えるだけでも楽しいです♪
初心者に優しく、玄人の高度な要求にも対応できるのがエアロフォンの素敵なところです。
自分なりの楽しみ方、たくさん見つけてくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
以上、しゅうこでした。