エアロフォンでベンド奏法を気軽に楽しむ

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こんにちは、しゅうこです。

ベンドってかっこいい!やってみたい!

サックスプレイヤーの演奏を聴いていると、下からしゃくり上げるような演奏(ベンド・アップ)をしていることがあります。

アコースティックサックスではアンブシュア(マウスピースの咥え方)を変化させて行う「ベンド奏法」ですが、初心者には難しい技術です。

しかし、エアロフォンは親指でレバーを上下させるだけで簡単にベンドを行うことができます

今回は、ベンドのやり方と細かい調整方法、おすすめの使い方を紹介します。

ぜひ最後まで読んでみてください。

目次

ベンド奏法(bend, bending) とは、管楽器やハーモニカ、ギターなどで、音を「曲げる」ようにして音程を連続的に変化させる奏法です。

音程を上げるのを「ベンド・アップ」、下げるのを「ベンド・ダウン」といいます。

楽譜では、音符の前後にスラーに似た、ひげのような線で表記されます。

ベンド・アップ:低い音程(ピッチ)から始めて目的の音符に到達する

ベンド・ダウン:音符の後にピッチを下げる

上記が一般的にサックスで使用される「ベンド・アップ」「ベンド・ダウン」です。

ほかにも、高いピッチから目的の音符に到達する方法や、音符の後にピッチを上げる方法もあります。

さらに細かな分類については、こちらをご参照ください。ジャズアーティキュレーション

アコースティックサックスでベンドをする方法について、いくつかネット上の記事を読んでみました。

アップベンドのコツと練習方法!サックス編 | サックスケール音楽学校

アンブシュアが安定していないと難しい技術のようです。

しかし!

エアロフォンでは右親指でサム・レバーを上下させるだけで、初心者でも簡単にベンドを楽しむことができます

ソング&ガイドブック14ページにも記載されています

あらかじめレバーを下げておき、レバーを定位置に戻す操作が「ベンド・アップ」レバーを定位置から下げる操作が「ベンド・ダウン」です。

ベンドをやってみると、レバーを下げたときに予想以上に音程(ピッチ)が下がってしまい、難しく感じるかもしれません。

そんなときも心配ご無用!

エアロフォンは、サム・レバーを最大に上下させたときに、どのくらいピッチを上下させるかを、半音単位で設定することができます。

それが「ベンド・レンジ・コントロール」です!

ベンドレンジ変更

まず本体の操作方法です。

①電源を入れ、MENUボタン→+ボタンを18回押すと、「ベンドレンジ設定切替」(Bend Range Source)画面になるので、「システム」にします。

②さらに+ボタンを3回押すと、「ベンドレンジ」(Bend Range Ctrl)画面が表示されます。

全音から半音へ

ベンドレンジの初期設定は「2」なので、「1」に変更します。

「2」は「全音」を、「1」は「半音」を意味します。(説明文の下に画像があります)

「2」の場合、例えばレの音を出しながらレバーを一番下まで下げると、ドの音まで下がります。

レバーを一番上まで上げるとミの音まで上がります。

「1」の場合は、レの音を出しながらレバーを一番下まで下げると、ド♯(レ♭)まで下がります。

レバーを一番上まで上げるとミ♭(レ♯)まで上がります。

2(全音)よりも1(半音)の方がベンドの範囲が狭いので、慣れないうちは「1」にしておいた方が操作しやすいと思います。

ちなみに、ベンドレンジは0~24(!?)まで設定可能です。

曲の速さや音符の長さにもよりますが、個人的には「ベンド・アップ」の方が難しいです。

逆に「ベンド・ダウン」は伸ばす音符でピッチを下げる時に使うと、比較的簡単で楽しいです。

私のような管楽器初心者の方は、「ベンド・ダウン」から試してみるといいかもしれません。

ベンド・ダウンの例

例えば、ポルノグラフィティのメリッサという曲は、ベンド・ダウンに適した箇所がたくさんあります。

出だしの「君の手で~と、語尾を伸ばす際にピッチが下がります。

King Gnuの白日も、サビで音程を伸ばしながらピッチを下げる箇所があり、歌と同じようにエアロフォンでベンドすると雰囲気がでます。

長い音符の後にレバーを下げる場合、比較的操作しやすいですよ。

お好きな曲で試してみてください

ベンド・アップの例

ベンド・アップは、吹き始めや高い音、強調したい音に入れると効果的です。

また、跳躍で上に上がった音で入れてみたり、同じ音が続いた際にいれてみてはいかがでしょうか。

楽譜に書いていなくても、好きなところでいれて慣れていきましょう。

レバーをあらかじめ下げた状態から音を出すので、タイミングが少し難しいです。

お気に入りの演奏の真似をするのが上達の近道です
ゆっくりのテンポから練習してみてください

表現の幅が広がるベンド奏法、エアロフォンならレバーを上下させるだけなので、初心者でも気軽に楽しむことができます。

ジャズやポップスではベンド奏法がよく使われています。

ベンドを知る前は、曲を聴いてもベンドに気づきませんでした。

ベンドを知った後は、「あ!ここベンドしてる!」と気づけるようになりました。

「この音をベンドしてみたらどうだろうか」と考えるのも楽しいです。

演奏のアクセントに、ぜひ少しずつ取り入れてみてはいかがでしょうか!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

以上、しゅうこでした。

ほかにも、エアロフォンの機能について説明しています

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