こんにちは、しゅうこです。
数年続けてきた趣味なのに、急にモチベーションが下がってしまったり、燃え尽きてしまったかも、と感じたことはありませんか。

初心者の頃の、何もわからなくて、全然上手にならなくて挫折しそうになった経験を乗り越え、楽しく続けていたのに、最近なんだかやる気が出ない
そんな時に読んでほしい記事です。
今回は、好きな趣味を長~く続けるにはどうしたらいいか、燃え尽きる原因と対処法を紹介します。
結論は、頑張りすぎないことと、適切な距離感を探すこと、そしてあきらめないことです。
ぜひ最後まで読んでみてください。
なにか参考になればうれしいです。






(軽く)燃え尽きた体験談
先日、発表会がありました。
いろんな人にアドバイスをもらったり、原曲を何十回も聴いて研究し、たくさん練習しました。
数か月前から準備をした甲斐あって、本番ではその時点で持てる力をすべて出し切った演奏ができ、



やったー!やり切った!
そんなすがすがしい気分でした。



今後もどんどんいろんな曲に挑戦していくぞ!
と意気込んでいたのですが、1~2週間後から、体の調子がおかしくなってきました。
なぜか体に異常に力が入ってしまい、腕と指が痛くて10分も練習できなくなってしまったのです。



発表会の前はあんなに練習できてたのになぜ??
1か月くらいは原因が分からず、姿勢を見直したり、ストレッチをしたり色々やってみたもののあまり効果はありませんでした。
自然に練習頻度が減り、エアロフォンと少し距離を置いていたところ、徐々に理由が見えてきました。



これは(軽く)燃え尽きたのでは!?
理由が分かると、すっきりして気持ちも上向き、燃え尽きた原因と対処法を考えました。
燃え尽きた原因
頑張りすぎ
今回、「絶対に体調を崩したくない!」、「悔いのないように練習しておきたい!」という思いで数か月間過ごしてきました。
アドバイスをもらったり、練習すればするほど上達するので、かなり練習しました。
振り返ってみると、発表会前はやけに体の力が入って腕と指が疲れやすく、先生にも「力が入りすぎている」とよく指摘されていました。
発表会前は緊張と気合いで感じていなかった疲労の蓄積を、発表会が終わった途端に感じるようになった、ということだと思います。
義務感
楽しくて練習していたつもりが、いつの間にか「練習して上達しなければならない」という義務感に変わっていたかもしれません。
ここ2年くらいは練習すればするほど上達することを実感していたので、知らず知らずのうちに「練習しなければならない」という思いに駆られていたようです。
上達するためにはある程度の緊張感や義務感は必要ですが、期間が長すぎたり、身の丈に合っていない場合は注意が必要です。


対処法3選
①と②は、無意識に行っていた行動で、「距離をとる」方法です。
③は、「(軽く)燃え尽きた」ということに気づいてから意識していることです。
練習頻度・練習時間を減らす
発表会前は週に3~5日、1回30-40分くらい練習していたのが、結果的に週に1~2回、1回10分くらいに減りました。
当初は「練習やらなきゃ!」「全然練習できてない!」という焦りがありましたが、「少しやっている」と考えるようにしたところ、気が楽になりました。
人によって練習頻度・適度な距離感は様々ですが、少し離れてみると、その時期・環境に適した距離感が分かってきます。
「そろそろちょっと練習しようかな~」という思いが出てくれば、復活のチャンスです。
難しい曲をやらない
頑張って練習しないと演奏できない曲ではなく、なるべく♯や♭が少なくて、テンポがゆっくりな曲を選ぶことにしました。
譜読みも簡単で、運指の負担が減ります。
練習時間が少なくてもある程度演奏できるので、「やっている」という感覚を持つことができます。
上達するのはもちろん嬉しいですが、「上達しなければいけないのか?」と問われると、



上達しなくても、楽しいものは楽しい
難しい曲に挑戦する気が出てくるまで気長に待とうと思います(出てこなくてもOK)。
完全にやめてしまわない・あきらめない
モチベーションは下がっても、「エアロフォンをやめたくない!」という思いは強くありました。
今までは「もっと上達したい!」という思いでがむしゃらにやってきましたが、今は長~く続けることを目標にしています。



練習しない期間が長くなったとしても、何度でも再開しよう。
エアロフォンが好きだから!


モチベーションを繋いでくれたもの
「やりたいけどやりたくない」という複雑な心境の中、切れかけたモチベーションを繋いでくれたものを紹介します。
レッスン
月に数回レッスンがあるので、それに向けて多少は練習しないとな、と思っていました。
短時間でもエアロフォンに触る機会が確保されていたのは、結果的によかったです。
また、「(軽く)燃え尽きたかも」と先生に相談した際、「難しい曲は、またやりたくなったらやればいいよ」と、ごく自然に受容してくれたことに救われました。
モチベーションがないことを、残念がるでもなく、励ますでもなく、ただ「そうなのね」と言ってくれました。



こんな状態でもいいんだ、と心が軽くなりました!
音楽
私の場合は主にPOPSですが、「この曲エアロフォンで演奏してみたいなあ」と思う曲がたくさんあります。
練習できない時は、楽譜を探したり、耳コピして採譜したり、MIDIから伴奏をつくったりしていました。
そうすると、「エアロフォンと縁が切れたわけではない」と感じて、気持ちが和らぎました。
何か少し違うことをして、気力や体力の回復を待つのもいい方法です。
発表会
燃え尽きた原因も発表会ですが、不思議なことに、切れかけたモチベーションを繋いでくれたのも発表会でした。
モチベーションが高いときに、すでに次の発表会に申し込んでいたので、今さらキャンセルして迷惑をかけるわけにはいきません。
今のモチベーションでもできる、難しすぎない曲で出演することにしました。
目標が何もないよりも、締め切りとか、何かしらの目標はあったほうがいいのかもしれません。
まとめ
エアロフォンを始めた当初、モチベーションが下がった原因は「やり方が分からない」や「なかなか上達しない」でした。
それを克服して以降、どんどん熱中していくと思っていたので、途中で(軽く)燃え尽きたのは自分でも正直意外でした。
頑張りすぎと、義務感が大きな原因でした。
原因が分かると、対処法も考えられるので、気持ちも上向いてきます。
今回分かったことは、
- 時期や環境によって、趣味のモチベーションに濃淡があるのは人間として自然
- その時その時で、趣味との距離感は違っていい
- 完全にやめるのではなく、ゆるーく続けておくのが、長く続ける秘訣
- 何か目標はあった方がいい



途中でやめてしまったとしても、あきらめずに何度でも再開すればいい
最後まで読んでいただきありがとうございました。
以上、しゅうこでした。
