こんにちは、しゅうこです。

オクターブ・キーを押す(離す)タイミングが難しい
エアロフォンはオクターブ・キーを押したり離したり、小さな動きですが左親指をかなり使います。
タイミングがずれると音が裏返ったり、低い音(高い音)がでたり、一瞬違う音が出たりします。
今回はオクターブ・キーをうまく操作するにはどうすればよいのか、左親指を添える位置について考えました。
コツは、「左親指はサムレストとオクターブ・キーの両方に添えておく」です。
ぜひ最後まで読んでみてください。


オクターブキーの設定
アコースティックサックスと同様に、エアロフォンにもオクターブ・キーがあります。
オクターブ・キーは設定が4種類あり、好みに合わせて変えることができます。
- オクターブ2(標準):上下2オクターブ
- オクターブ3:上下3オクターブ
- サックス1(サックス互換モード):上1オクターブ
- サックス2:バリトンサックス互換モード


私は設定①にしていますが、今のところ上1オクターブで足りています。



サックスの教本を使っていると、ー1、ー2も使う機会がほとんどありません
せっかく広い音域が出るので、いろんな曲に挑戦していきたいですね。
左親指の位置
サムレストに添えるだけでいいのか
エアロフォンの取扱説明書やソング&ガイドブックには、「左親指はサムレストに添える」と記載されており、写真も載っています。
しかし、サムレストの真ん中に親指をセットしておくと、オクターブ・キーを押すときも離すときも指全体を動かす必要があります。
演奏中も、常に親指はサムレストの真ん中に戻しているのでしょうか?




演奏中の左親指の位置
オクターブ・キーはタイミングよく押したり離したりしないと、音が裏返ったり、低い音(高い音)がでたり、一瞬違う音が出たりします。
そのため、上の写真のように指を上に動かしたり戻したりしていては、素早い動きはできません。
そこで、左親指はサムレストとオクターブ・キーの両方に添えておくと演奏しやすくなります。
常にオクターブ・キーにも添えておけば、親指の第一関節を動かすだけでオクターブ・キーを押すことができます。
手の大きい方は写真左のようなポジションでしょうか。
私は手が小さいのでオクターブ・キーの端にギリギリ指を添え、押すときは指の腹と爪の間の部分で押しています。


私はエアロフォンをはじめて半年ほど、説明書通り親指をサムレストの真ん中に置いて練習していました。
しかし、上達するにつれて他の指を早く動かせるようになると、オクターブ・キーのタイミングが合わなくなりました。
レッスンを受けていても、オクターブ・キーを押す左親指は先生からは見えづらいです。
相談してはじめて、実際の親指の位置を知ることができました。
左親指が痛いとき
手の大きさや筋力には個人差があるので、全く問題ない方もいると思いますが、



私は練習しすぎて左親指の付け根を痛めました
オクターブ・キーをまたぐ音(例:真ん中のドの音⇔オクターブ・キーを押したミの音)がきれいに鳴らないので、ムキになって練習していました。
ひたすらオクターブ・キーを押したり離したり(ド→ミ→ド→ミや、シ→レ→シ→レなど)を繰り返していたら、指の付け根が痛くなりました。。
その経験からの教訓は以下の通りです。
- 痛みを感じたら休む
- 休憩しながら練習する
- 練習前にストレッチをする
- その時はできなくても数日後にやるとできることがあるので、ムキになって練習しない!
補助具(自作)



それでも、熱中するとついつい長時間練習してしまいますよね!
一度痛めると癖になりやすいので、親指の力を温存したいときは、シリコン製の指サポーターを親指に着けて練習しています。
オクターブ・キーの尖った部分にかかる力を和らげてくれ、軽い力で押せるようになるので、長時間練習したいときに使っています。


まとめ
左親指をサムレストとオクターブ・キーの両方に添えておくと、格段に演奏しやすくなります。
先生に相談するまでは、説明書の通り指をサムレストの真ん中に置いて練習していました。
知っていれば常識かもしれませんが、初心者には意外と気づけないポイントでした。
なにか参考になればうれしいです。
そして、練習はほどほどに!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
以上、しゅうこでした。