こんにちは、しゅうこです。
最近、悩んでいたことがありました。

家で練習していると腕が疲れてくる
ところが、同じ演奏時間でも、レッスンではなぜかあまり疲れないので不思議に思っていました。
そして、ある時気づきました!



譜面台の高さと角度を変えると疲れ具合が全く違う!
今回は、腕が疲れにくい演奏姿勢について考えます。
何か参考になればうれしいです。




演奏姿勢のポイント
座って演奏する際の姿勢のポイントです。
- 椅子の前半分を目安に座る
- 背筋は、反り腰にならないようまっすぐに伸ばす
- マスコットのキーホルダーのように、頭の頂点から吊られているイメージ
- 顎は窮屈にならない程度に少し引く
- エアロフォン本体は両親指で軽く前に押し出すイメージ
- 楽譜の上縁を目線の高さにする




目線はわずかに下向き
キーホルダのように吊られるイメージで座ると、顎は自然に少し引いた状態になります。
そうすると、目線は床と並行ではなく、わずかに下を向きます。
反対に、目線を床と並行にすると顎が少し上がってしまいます。
目線と譜面台の位置関係
A:目線が床と並行
目線を床と並行にして、楽譜の上縁が目線の高さに来るように譜面台をセットしたのが下図のAです。
一見すると、とてもいい姿勢に見えます。
しかし、目線を床と並行にすると顎が少し上がるため、エアロフォン本体を前方向に押し出すために力が必要になります。
その結果、腕が疲れます。
また、譜面台の角度を垂直に近くしていました。
そのため、視線を上下する幅が広く、それに合わせて知らず知らずのうちに腕の上下運動が発生し、余計な力を使っていたようです。


B:顎を軽く引いて目線をわずかに下向きにする
図のBでは、自然に顎を引いて目線をわずかに下向きにしました。
そうすると、エアロフォン本体を前方向に押し出す力がAよりも小さくなりました。
腕が疲れにくくなったと同時に、右親指への負担も減りました。
そして、譜面台の高さを下げ、少し寝かせるように角度を調節します。
楽譜がわずかに遠くなるものの、視線を上下する幅が狭くなるので、腕の上下運動も抑えられます。
最初は、楽譜が遠く感じて違和感がありましたが、すぐに慣れました。



ただし、下を向きすぎると猫背になるので、注意してくださいね


力を抜く
集中して練習していると、いつの間にか体に力が入っていることがあります。



いつの間にか肩→腕→手首→指先までガチガチに力が入っている
練習を頑張れば頑張るほど、肩に力が入って顎が上がる→腕の力を余計に使う→疲れるという悪循環にはまることがよくあります。
そのため、適宜休憩をはさんだり、姿勢をチェックするように心がけています。
腕や手のストレッチやマッサージもしています。
スポーツでも楽器演奏でも、「脱力」は永遠のテーマですが、ちょうどいい力加減を身に着けるのは時間がかかりますね。
立って演奏する場合
普段は座って演奏することが多いと思いますが、立って演奏する場合も、同じように譜面台を少し低くして、寝かせるように角度を調整すると腕の負担が減ります。
譜面台を少し低くするメリット
腕が疲れにくくなる以外にも、メリットがありました。
今までは顔の近くに譜面台があったので、立って演奏する際には圧迫感がありました。
譜面台を少し下げると圧迫感が減り、周囲の雰囲気を感じ取れるようになった気がします。
一人で演奏する場合は会場の雰囲気を、アンサンブルの時はメンバーの様子がよく見えるようになりました。



また、譜面台で顔が隠れなくなり、写真や動画などの見栄えが良くなりました
まとめ
演奏していると腕が疲れるのは、「目線をまっすぐにする」ことを意識しすぎて、顎が上がっていたことが原因でした。
譜面台を少し下げ、角度を調節したことで改善しました。
現在も知らず知らずのうちに顎が上がって腕が疲れることはよくあります。
練習中も姿勢をチェックして、少しずつ自分の最適なポジションを見つけていきましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
以上、しゅうこでした。



