こんにちは、しゅうこです。
今回はおすすめの本を紹介します。

エアロフォンの練習法ってなにを参考にすればいいの?



最近練習がマンネリ化している気がする
そんな疑問に答えてくれるのが、
須川展也(すがわのぶや)さん著、「絶対!うまくなる サクソフォーン100のコツ」です。
サクソフォーンにまつわる100の項目が、1ページにつき1個ずつ、簡潔にまとめられています。
技術的なこと以外に、演奏する際の心構えやメンタルケア、ソロとアンサンブルの違いなど様々なことが取り上げられているので、興味のある項目から読むことができます。
サックスの本ですが、エアロフォンでも参考にできることが多いです。
この本を買って以降、エアロフォンの練習内容に悩むことがなくなり、参考書を追加で買わなくなりました。
悩んだときはこの本を読み返すと、新たな気づきがあったり、背中を押してもらっています。
ぜひ読んでみてください。
エアロフォンの参考書
ソング&ガイドブック
エアロフォンを始める時、本体と一緒にソング&ガイドブックを購入しました。
ソング&ガイドブックは、エアロフォンに特化して操作方法や使い方が写真付きで丁寧に解説してあります。
ただ、私は管楽器初心者だったので、まず姿勢や咥え方(アンブシュア)など、超基礎的な段階から始めなければなりませんでした。
そのため、同じリード構造であるサックスの参考書を何冊か購入しました。
サックスの参考書
サックスの参考書を選ぶ際は、なるべく写真がたくさん載っている、初心者向けのものを選びました。
写真を見ながら構え方を工夫したり、音の出し方を練習したりしました。
インターネットでもかなり調べて参考にしました。
しかし、なかなか技術的なことを写真や文章だけで身に着けるのは難しかったです。
できているかどうかもよくわからないので、挫折しそうになったこともあります。
結局、姿勢やアンブシュアはレッスンでアドバイスをもらいながら少しずつ改善していきました。
絶対!うまくなる サクソフォーン100のコツ
参考書をいろいろ買って迷走していた時に出会ったのがこの本です。



まず、題名が魅力的です
「絶対!うまくなる」と応援されている気になります
100項目もあるなら何か参考になることがあるはずだと思い、購入しました。
いくつか内容を紹介します。
目的をもって練習する
私は、練習時にロングトーンをする際、「準備運動がてらやっておく」という感覚でした。
今日は調子がいいなとか、ちょっと調子悪いなと、体調の変化が分かるくらいで、特に何も考えず吹いていました。
しかし、ロングトーンにも練習のバリエーションや工夫の仕方があると知り、目から鱗でした。
同様にタンギングの練習方法もわかりやすく簡潔にまとめられているので、非常に参考になります。
さらに、「ブレスをしっかりとる」「アンブシュアの形を確認しながら吹く」など、その日の課題をまず決めて練習するのが大事です。
基礎練習は、時間を上手に使い、目的がしっかりしていれば応用がきき、上達も早くなります。しかし、何の目的もなくだた吹くのは、練習ではなくただの時間つぶしです。厳しいようですが、そのことをいつも頭においておきましょう。
サクソフォーン100のコツ 44ページ:練習メニューの作り方



図星過ぎて、グサグサ刺さります
上達のためのメンタルケア
第7章の「上達のためのメンタルケア」は14項目と、かなり充実しています。
練習を頑張ってもなかなか上達が感じられない時や、人前で演奏する際に緊張してしまう時、ミスしてしまった時の考え方などが書かれています。



発表会の直前には読み返しています
この本の素晴らしいところは、技術的なことだけではなく、考え方や心構えなど、「こんなときどうすればいいの?」という疑問に非常に丁寧に答えてくれているところです。
高度な技術を習得するには時間がかかりますが、考え方や心構えはすぐにでも取り入れて実践することができます。
また、人前で演奏する際の心構えやステージマナーについては、大人になってから改めて教わることはまずありませんので、非常に参考になりました。
「聴いていただく」という感謝の気持ちを持ち、
94ページ:ステージマナーで知っておくべきことは?
何事も落ち着いて行う
演奏がうまくいかなかったからといって落ち込んだ表情を見せるのもよくありません。「本当はもっと上手に吹けるんです!」と言いたい気持ちもわからなくはないですが、演奏は本番がすべて。どんな演奏になったとしても、聴いてくれた人に感謝の気持ちを表すことが、演奏家として大切だと思います。
96ページ:演奏後にすることは?
家族の前でも、発表会の会場でも、人前で演奏するとはこういうことなんだなと納得しました。


大人になってからでも始められるか?
サックスやエアロフォンに限らず、大人になって何か新しいことを始めようとする人を応援してくれます。
実際にかっこよく吹くためにはどうすればよいのか、という具体的なアドバイスが書かれています。
まずは楽譜に書いてあるリズムを正しく表現できるように練習した方がいいようです。~中略~
136ページ:サクソフォーンは大人になってからでも始められる?
焦らず、じっくり取り組めるのが大人の趣味の醍醐味です。
まとめ
「絶対!うまくなる サクソフォーン100のコツ」を紹介しました。
サックス特有の技術的解説で、エアロフォンに当てはまらない部分は、意外と少なかったです。
それらに関しては、サックスについて知識を深める項目として、面白く読むことができます。
エアロフォンだけしか演奏しない私でも、大部分が参考になりました。
技術的なことを文章や写真だけで習得するのは難しいですが、考え方や心構えなどにかなりの項目があてられており、演奏するうえで大事なのは技術だけではないということがひしひしと伝わってくる素晴らしい本です。
悩んだときはこの本を読み返すと、新たな気づきがあったり、背中を押してもらっています。
ぜひ読んでみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
以上、しゅうこでした。

