エアロフォン用アンプをPCのスピーカーに THR5Aの音量調整問題を解決
こんにちは、しゅうこです。
エアロフォンは、ヘッドホンやイヤホンを使えば高音質な音で練習できます。内蔵スピーカーはあくまでもモニター用という位置づけなので、大きな会場で大音量・高音質の音を聴いてもらうには、アンプが必要になります。
外で使いたいと思って、持ち運べる小型アンプを購入する方は多いのではないでしょうか。
そんな、エアロフォン用に買った小型アンプ。ふだんはどうしていますか?
使う機会は年に数回だけ……なんてことは、ないでしょうか。
せっかくのアンプが、それではもったいない。ということで今回は、私が発表会以外にTHR5Aをどう活用しているかをご紹介します。
エアロフォン用に買ったYAMAHA THR5Aを、私はデスクトップPCのスピーカーとして使っています。
見た目がとても気に入っているので、毎日目に入って大満足です。
ただ、THR5AとPCをつなぐだけでは、音量調整がPC側でしかできませんでした。そこで間にオーディオインターフェースを挟んだところ、使い勝手が大きく変わりました。
その一部始終を書いていきます。ぜひ最後まで読んでみてください。
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目次
THR5Aはエアロフォンとの相性がいい
私が持っているYAMAHA THR5Aは、もともとギター用のアンプです。
一時期サイレントギターをやってみた時期があり(現在は絶賛挫折中です)、サイレントギターとエアロフォンの両方で使えるものを探していました。
THR5Aは見た目が素敵で、「これしかない!」という感じでした。ただ、エアロフォンで使えるかどうかがわからなかったので、楽器店でTHR5Aにエアロフォンを接続させてもらい、動作を確認してから購入しました。
音質が非常によく、かなり大きな音まで出せるので、とても気に入っています。
PCに接続するも、アンプ側で音量が変えられない
サイレントギターを挫折してからは、THR5Aの出番は年に数回の発表会だけになってしまい、すっかり置物と化していました。
そんな折に、デスクトップPCを買いました。THR5AはPCと接続できるので、スピーカー代わりに使えるのではないかと思い、つないでみました。
取扱説明書のとおりに接続すると、PCの音がTHR5Aから出るようになりました。ここまでは順調です。
ところが、使っているうちに不便を感じるようになりました。
PCの音量を、THR5Aのボリュームつまみで変えることができませんでした。
音量を変えたいときは、PC画面の音量バーをいちいち操作する必要があります。少しだけ音量を下げたいとき、急に大きな音が出て慌てて絞りたいとき。そのたびにマウス操作が必要で、不便を感じていました。
- つまみを回しても、PCの音量は変わらない
- 音量を変えるには、PCの画面を操作するしかない
- 微妙な調整がしにくい
なぜ、つまみが効かなかったのか
先に、あとから分かった理由を書いておきます。
取扱説明書を読み直してみると、これは故障でも設定ミスでもなく、THR5Aの仕様でした。
THR5Aの中では、音の通り道が2本に分かれています。
INPUT端子から入力された音(ギターやエアロフォン)は、エフェクトを通り、VOLUMEつまみを通ってスピーカーへ届きます。
いっぽうパソコンから入ってきた音は、そのつまみを通らずにスピーカーへ届きます。
VOLUMEつまみはINPUT端子のためのもので、パソコンの音には関係していませんでした。
理由が分かれば納得はできます。ただ、当時の私はここまでたどり着けていませんでした。
ここから先は、解決するまでの話になります。
楽器店に相談
自分ではどうにもならなかったので、楽器店で相談してみました。
店員さんは親身になってくださって、デモ機のTHR5Aをその場でパソコンにつなぎ、実際に試してくれましたが、結果は同じでした。
調整できませんね
結局、その時は解決方法が分かりませんでした。
DAWの講習中にヒントがあった
ちょうど同じ時期に、DAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション:パソコンを使って音楽の録音・編集・作曲などを行うためのソフトウェア)に興味を持ちはじめていました。
THR5AにはCubase AIというソフトが付属していて、いつか使ってみたいと思っていたので、楽器店でDAWの使い方の簡単な講習を受けていました。
その講習の最中のことです。
ふと見ると、講師の方が、パソコン周囲に置かれたスピーカーの音量を、オーディオインターフェース(PCとマイク・楽器を高音質でつなぐ機器)のつまみで変えていました。
もしかして、オーディオインターフェースを使えばいいのかも
DAWを使うのなら、オーディオインターフェースはいずれ必要になります。ゆくゆく買う可能性はあったので、思い切って購入しました。
選んだのは、YAMAHA URX22C(旧Steinberg UR22C)です。
接続をこう変えてみました。
- PC → URX22C → THR5A
すると、URX22CのOUTPUTつまみで、PCの音量を調整できるようになりました!
パソコンの音の通り道に、つまみがひとつ増えた形になります。THR5A側につまみがないので手前に用意した、ということです。
つまみを回すだけで音量が変わる。ただそれだけのことですが、毎日使うものだけに、使い勝手が大きく変わりました。
\ 音量調整を解決してくれたオーディオインターフェース /
接続の方法
URX22Cの外観と、実際の接続は、次のようになっています。
- URX22CとPC……USBケーブルで接続
- URX22CのMAIN OUTPUT(LとR)……Y字ケーブルを接続
- Y字ケーブルのもう一方(ステレオフォーンプラグ)……3.5mmに変換して、THR5AのAUX端子へ
使用しているケーブルは、Roland professional audio cable RCC-5-TR28V2です。
このタイプのケーブルは、インサートケーブルとも呼ばれています。
標準フォーンプラグなので、THR5AのAUX端子に挿すために3.5mmの変換プラグを使っています。
よかったこと
音量調整が格段にラク!
つまみで音量を変えられるので、動画を見ていて急に大きな音が出たときも、すぐに絞れるようになりました。
毎日のことなので、快適さがまるで違います。
THR5Aの音質で聴ける
音楽も動画も、THR5Aのスピーカーから聴いています。
もともと楽器用のアンプとして作られているので、音の厚みや広がりが、パソコン用のスピーカーとは違います。エアロフォンのために選んだ音を、毎日の音楽や動画でも楽しめるようになりました。
気をつけていること
わずかにノイズがある
アンプの特性なのだと思いますが、音を出していないときに、わずかなノイズがあります。
とはいえ、パソコンのファンの音よりも小さく、30cmほど耳を近づけると聞こえる程度です。音楽や動画が鳴っていれば、まったく気になりません。
ちなみに、もう1台持っているRoland Mobile Cubeで同じようにつないだときは、「サーッ」という音がもう少し大きく聞こえました。アンプによって差があるようです。
PCをスリープにしても、ランプは消えない
URX22Cには、電源スイッチがありません。USBケーブルから流れてくる電気だけで動いています。
そして、PCをスリープにしても、USB端子には電気が流れ続けています。そのため、URX22Cのランプは消えません。
THR5Aの電源消し忘れ注意
これは完全に私の問題です。
夜、部屋の電気を消したあとに、THR5Aのランプだけがうっすらと光っていることがよくあります
机の上が、少し狭くなった
URX22Cを置いた分、20cm×20cmほど机の上が狭くなりました。
こればかりは仕方がないところです。それでも、毎日いい音で聴けるようになったので、納得しています。
\ 毎日使っているTHR5A! /
まとめ
今回わかったことを整理します。
- THR5AのVOLUMEつまみは、INPUT端子(ギターやエアロフォン)のためのもの
- パソコンの音量は、THR5A側では調整できない(THR5・THR5Aの仕様)
- 間にオーディオインターフェースを挟むと、つまみで調整できるようになる
- THR5Aの音質のまま、毎日音楽や動画を聴ける
この方法が向いているのは、すでにアンプとオーディオインターフェースを持っている方だと思います。眠っている機材が、毎日使うものに変わります。
いっぽうで、この使い方のためだけに新しく買うのは、あまりおすすめしません。それならPC用のスピーカーを買ったほうが、ずっと手軽で安く済みます。
エアロフォン用に買ったアンプが、年に数回しか出番がなくて眠っている。もしそんな状態でしたら、机の上に出してみてはいかがでしょうか。
これからも、毎日THR5Aと過ごしていきます