こんにちは、しゅうこです。
先日、発表会がありました。
私が通っている島村楽器では、サックスとデジタル管楽器合同のサロンコンサート(発表会)が年に数回行われます。
エアロフォンを始めて約2年(2024年5月時点)、4回目の発表会ですが、毎回緊張します
今回は、発表会に向けての準備や緊張との付き合い方について、私なりの方法を紹介します。
発表会に出る理由
人に聴いてもらえると嬉しい
エアロフォンに限らず、楽器の演奏って楽しいですよね。
ひとりでもくもくと練習をして上達を実感するのもうれしいのですが、少し演奏できるようになってくると、誰かに聞いてもらいたいなと思い始める方も多いのではないでしょうか。
現在はフェイスブックやyoutubeなどのSNSで「演奏してみた動画」をあげて、演奏を聞いてもらう方法はたくさんあります。
私は年に数回、発表会という場で練習の成果を先生や家族、他の会員さんたちに聞いてもらっています。
毎回緊張して、間違えることももちろんありますが、うまく演奏出来たときの達成感はひとしおです。
また、他の人の演奏を聞いて「かっこいい!こんな曲演奏してみたいな」とか「音色が素敵だな」など、たくさんの刺激を受けて、さらに頑張れるという良い循環が生まれています。
コミュニティが広がる
普段レッスンでは先生とマンツーマンなので、他の会員さんと知り合いになる機会はなかなかありませんが、発表会に出ると、気さくに声をかけてもらったり、自分でも勇気を出して声をかけたりして、話が盛り上がったり、様々な情報交換ができます。
同じ趣味の仲間が増えるとうれしいですね。
家族、職場以外のコミュニティができて世界が広がります。
人見知りだけど他の人とも交流したい(←私)、という方は勇気を出して一度発表会に出てみるのをおすすめします。
事前準備
練習する
仕事や家事で疲れていたりすると毎日練習するのは難しいのですが、エアロフォンは自宅で練習できるのが非常にいいところです。
ヘッドホンをつければ、朝でも夜でも気兼ねなく存分に練習できます。
完璧な仕上がりでなくても、「できるところまで悔いなく練習した」という気持ちになれるまで、練習をするようにしています。
ただ、完成度が上がってくると、不思議なことになぜか今まで間違えたことのない部分で間違えて焦ることがあります。
そのため、本番で間違えても焦らないよう、「どこで間違えるか分からない」と常に意識して集中するようにしています。
また、途中から演奏できるようにしておくことも重要です。
本番では伴奏は止まらないので、間違えても途中から曲に入れるように、いくつかポイントを決めて練習しておくと安心です。
緊張すると手が冷たくなるので、冬は少し寒い環境で練習して、手が冷たくなった状態で演奏すると、本番の疑似体験になります。
夏場は練習では手が冷たくなりにくいので、手が疲れるまで練習して、その状態から本番を想定して演奏してみたりしています。
本番ではカイロを握って手を温めています。
持ち物
エアロフォンは電子楽器なので、電気系統のトラブルで音がでないという事態が起こる可能性があります。
そのため、持ち物には念には念を入れて準備します。
エアロフォン本体とアンプ、それぞれのACアダプターに加えて充電池も持っていきますし、エアロフォンとアンプを接続するケーブルは念のため2本、電源が近くにない場合に備えて延長コードも持っていきます。
心配しすぎでは?と思われるかもしれませんが、ここまで念入りに準備するきっかけになったのが、Youtubeでギターを教えている、なつばやし先生の動画(Youtubeチャンネルはこちら)です。
人前で演奏する際の準備・心構えとして、
①不測の事態が起きても大丈夫なように、現場には早めに到着する
②機材トラブルが起きたときに人のせいにしなくて済むように、可能な限り自分で機材は準備する
特に②は、今まで考えたことがなかったので衝撃を受けました。
自分で全部完結できるようにしておけば、トラブルが起きたときも、これだけ準備してだめならしょうがないと諦めがつきます。
本番
緊張との付き合い方
私は当日の朝から少しずつ緊張してきます。
出番が近づくとどんどん緊張してきて、演奏中が一番緊張しています。
4回発表会に出てみて、緊張の度合いが軽くなることはありませんが、緊張している状態に少し慣れてきたように感じます。
演奏中の集中力を保つためにもある程度の緊張感は必要です。
緊張することを受け入れて、「これだけ練習をしたから大丈夫!」と言い聞かせています。
演奏前には、両足でしっかり大地を踏むこと、ひと息ついて肩の力を抜くことを意識しています。
緊張していると忘れてしまうので、この2点は目立つように楽譜に書いています。
集中力の持続方法、冷静さを保つ方法
演奏中に、ふと別のことを考えてしまい、間違えることがあります。
また、「ここは盛り上げよう!」「かっこいいところを見せよう!」などと思った途端に間違えます。
途中で集中力が途切れないようにするコツをレッスンで聞いてみました。
①淡々と冷静に楽譜を追っていく
「盛り上げよう」などと思わなくていいように、楽譜にしっかりと強弱記号や表現方法を書いて、その通りに演奏する
②少し先読みをする
演奏している部分の少し先を見ておくと、指の準備などができ、バタバタしづらくなる
また、始まる前に楽譜など、どこか一点を見ておくと演奏に入り込みやすいです。
間違えたときは
どんなに練習でうまくできていても、本番でミスなく演奏できることは稀です。
間違えてしまっても、気にせずどんどん進みます。
間違えたことを引きずってしまうと、集中力が途切れるので、振り返りは演奏がすべて終わってからにします。
練習の段階から意識をしておくと効果的です。
意外と盲点なのが、練習中は必ず間違える部分が、本番うまくできた場合です。
「やった!うまくいった!」と思うと、安心して集中力が途切れて、そのあと間違えることが多いです。
難しいですが、うまくできたことも気にしないで淡々と演奏を続けるのがポイントです。
まとめ
人前で演奏する際に、私が意識していること、心掛けていることを紹介しました。
本番で間違えたとしても、練習の成果を誰かに聞いてもらえることは、とても幸せなことです。
自分以外にも頑張って練習してきた人がたくさんいて、それぞれが緊張しながらも舞台に立って演奏を披露する。
それをみんなで応援して称える、そんな素敵な発表会に出ると、もっと頑張ろうという気持ちになります。
今はまだ演奏するのが精いっぱいで、自分の演奏を楽しむ余裕はありませんが、いつでも謙虚な気持ちで舞台に立つことを忘れずに、これからもエアロフォンを楽しんでいきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
以上、しゅうこでした。