エアロフォンは難しい?それとも簡単?

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こんにちは、しゅうこです。

エアロフォンって実際難しいの?

初心者向きなのかな?

前回は、エアロフォンがなぜ初心者にもおすすめなのかについて説明しました。

では実際やってみるとどうなのか。

公式サイトやエアロフォン(電子サックス)レビューではあまり語られることのない、管楽器初心者の目線で、私の体験をもとに紹介します。

ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

「想像していたよりも難しい」というのが管楽器初心者の正直な感想です

「初心者に向いているから、エアロフォンをこんなにすすめているんじゃないの??」とツッコみが入りそうですw

なぜ想像と現実にギャップがあったのでしょうか。

個人的な考えですが、人は自分の経験したことのある事柄については、難しさをある程度推測することができるのに対して、経験したことのない未知の事柄については、過小評価してしまう場合があるからだと思います。

例えば、100mを10秒で走る、サッカー選手になる、野球選手になる、エベレストに登る、これらが簡単そう(頑張ればできそう)と思う人(大人)は少ないはずです。

なぜなら、走ったりサッカーしたり野球をしたり、山を登った経験があり、自分の能力をある程度知っているので、それがどのくらいすごいことか想像できるからです。

一方で、プロゴルファーのショットの凄さは、ゴルフをしない方にはピンと来ないのではないでしょうか(私もゴルフを始めてから凄さが分かりました)。

楽器に関することで言うと、ギターを始めた人のうち、90%が1年以内にやめてしまうというデータがあるそうです。

憧れのギタリストがあんなに簡単そうに弾いているのに、いざやってみたらめちゃくちゃ難しくて、なかなか上達しない→挫折する

実は、私は「アコースティックのサックスは難しそうだけど、エアロフォンなら簡単に音が出るから、初心者でも結構簡単に演奏できるようになるのでは!?」と思ってエアロフォンを始めました。

確かに息を吹き込めば音が出るので、単純に音を出すことに関してはサックスに比べると非常に簡単です。ただ、音楽的に演奏するとなると、話は全く変わってきます。

簡単に音を出せることと、音楽的な演奏ができることは全く違うということに、エアロフォンを始めてから気づきました。

すると、実際に演奏している人たちが、どれほど練習してきたのかを推測できるようになりました。

こんなに難しかったの!?

あんなに簡単そうに演奏しているのに!!

それでも、自分なりに練習を重ね、いろいろな壁を乗り越えて上達を実感できると、楽しさを感じられるようになります。

何かを新しく始めて習得するってこういうことだった、時間がかかるものだったなと、しみじみと思い、わずかな上達を楽しんでいます。

エアロフォンを挫折しそうになった話はこちら

サックスプレイヤーにとって、エアロフォンはキーの配置が多少違うものの、かなりすんなりと吹くことができるようです。

サックスを吹いたことのない管楽器初心者の目線で、難しいポイントを挙げてみます。

アンブシュア(くわえ方)

エアロフォンはくわえる部分がリード式なので、まずアンブシュア(くわえ方)が難しいです。

アンブシュアについてはサックスのYoutube動画やブログなどを見ても、どんなアンブシュアがいいのかという議論が沢山あり、より良いアンブシュアを求めて日々研究されていることがうかがえます。

今まで使ったことのない口周囲の筋肉を育てるにはそれなりに時間がかかります。

マウスピースの脇から空気や唾液が漏れたり、唇が痛くなったり、未だに試行錯誤を繰り返しています。

初心者がアンブシュアで苦労する記事も書いています

演奏方法

楽譜にはスラー、タンギング、スタッカート、ビブラートといった、様々な演奏記号があり、その演奏方法を習得する必要があります。

例えばスラーは「滑らかに切れ目なく演奏する」、スタッカートは「音を短く切って演奏する」

私はスラーやスタッカートは知っていましたが、タンギングという言葉は知りませんでした。

タンギングとは「舌の動きによって息の流れをコントロールする方法の総称」で、音の出だしを明瞭にする効果があり、管楽器の基本的な奏法の一つです。

このように様々な演奏方法を文字で理解するのと、実際に自分の呼吸と口、舌を動かすこととは別物で、すぐにできるようにはなりません。

いくら本を読んで知識をつけても、サッカーや野球がいきなり上手にできるわけがないのと同じですね。

初心者が始めるとどのくらいで上達できるのか、体験談はこちら

運指

キー配置はそれほど難しくないのですが(サイドキーを除く)、エアロフォンはセンサーが非常に鋭敏です。

少しでも指が浮いたり、押したり離したりするタイミングがずれると、音が出なかったり、ズレたり、違う音が出てしまうので、かなり正確に指を動かす必要があります。

自分の指なのになかなか思うように動いてくれないと、苛立ちを感じることはよくあります。

ムキになって練習して、指を痛めることもあります。

それでも、練習すると徐々にできるようになるので、焦らず続けています。

右親指の痛みを緩和する方法を紹介しています

音楽的な表現力

繰り返しになりますが、エアロフォンは「音を出すこと」は確かに簡単です。息を吹き込めば音が出ます。

しかし、それは「演奏が簡単」ということではないと、やってみて初めて気づきました。

呼吸をコントロールして、口と舌、指を自分の思い通りに動かして、演奏記号を表現して、、と非常にたくさんのことを同時に行っています。

最初は途方もなく難しいと思ったことも、あきらめずに少しずつやっていくとできるようになるので、人間ってすごいです。

初心者なりに少しずつ曲を表現できるようになると、達成感を感じますし、とても楽しいです。

今回は、初心者目線でエアロフォンの難しい点について紹介しました。

大人になるにつれて新しいことに挑戦することが減り、代わりにたくさんの情報が入手できる現代で、私たちは頭でっかちになりやすいです。

Youtube動画を見ただけで実際に挑戦することなく終わったり、簡単にできそうと錯覚したり。

何事もやってみないとその難しさは分からない。

そして、続けないとその先の楽しさを体験できません

エアロフォンは始めるハードルが低く、続けやすい、非常に魅力的な楽器です。

今回は難しさに焦点を当てましたが、エアロフォンの魅力をたくさんの人に知ってもらいたいという気持ちに変わりはありません。

エアロフォンを始めようかなと迷っている方は、ぜひ挑戦してみてください。

難しいですが、すっごく楽しいですよ!!

エアロフォン仲間になりましょう♪

最後まで読んでいただきありがとうございました。

以上、しゅうこでした。

教えてもらうと上達も早くなり、モチベーションも保たれるので、レッスンはおすすめです

エアロフォンのおすすめポイント・魅力はこちら

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